カルマの不思議や謎について

そもそもカルマという言葉自体が日常的に聞くことのない言葉なので、言葉自体が不思議な感じですね。さて、カルマというと一般的には暗く怖いイメージなことも多いのではないでしょうか。また、宗教的な印象もあるため、より一層敬遠する人もいるかもしれません。確かにカルマという語源は仏教の思想の中の言葉であることは間違いありません。ただ仏教に限らず、宗教について少なからず知識がある人から見れば、別段嫌な印象はないことが多いかと思います。宗教という大きいくくりを学ぼうとしますと、それはそれは大変な作業となってしまい、一生かかっても学びきれない程多種多様です。そこでおすすめなのが、たとえば、この『カルマ』という言葉を調べてみることによって、そこから日本語の意味としては『業(ごう)』であるということがわかります。では『業(ごう)』とは?とどんどん掘り下げて行くことで、楽しく学ぶことができるのではないでしょうか。

話がそれてしまいましたが、ではこの『カルマ』とは一体なんなのでしょうか。先ほど、日本語訳で『業』と書きましたが、こちらの言葉の方が馴染み深いかもしれません。カルマ=業 とは因果応報と大きく関係があるとされています。カルマという単語自体はサンスクリット語で『行為・行い・行動』などの意味であり、インドなどでは日常的に使用されている言葉ですが、宗教的観点でのカルマとなりますと、因果応報の因にあたります。では、少し掘り下げてみましょう。『因果応報』とは、因=原因=行為 果=結果=宿命 応報=それに応じた報い という意味があり、その行為によって宿命づけられた相応の報いとなります。仏教やヒンドゥー教では輪廻転生という思想があり、因果応報とは現世でのカルマ(行い)が来世で帰ってくるというスケールの大きい意味合いとなります。

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輪廻転生・六道輪廻

輪廻転生という言葉はほとんどの人が聞いたことがあるかと思います。仏教の世界では、人が死んだあとあの世に行って再びこの世に戻ってくる思想のことをいいます。冷静に考えて、人が死んだあとどのようになるかなど、実際に死んでみなくては分からないことなのですが、仏教の思想にはこの輪廻転生という概念は切っても切り離せないものなのです。みなさんは地獄という言葉を使ったことがあるのではないでしょうか。実はこの地獄といった言葉も仏教から来ています。人が死んだあと、生前良い行いをした人は極楽へ、悪い行いをした人は地獄へというのもおじいちゃんやおばあちゃんから聞いたり、物心ついた頃にはそういうものだと教えられてきたのではないでしょうか。さて、その地獄ですが、これは六道輪廻という概念から生まれたもので、死後の世界は六道(天上界・人間界・修羅・畜生・餓鬼・地獄)という6つの世界に分かれており、生前の行い(業)によって行く場所が決まります。六道の世界の一番底辺にある世界が地獄です。ご存知の通り私たち人間の寿命は80年前後ですが、6つの世界にもそれぞれ寿命のようなものがあり、そこでの生涯を終えると再びこの六道のいずれかの世界へと戻るという終わりのない輪廻を繰り返すことを輪廻転生といいます。仏教ではこの終わりの無い世界を苦しみとして捉え、六道輪廻から抜け出すことを成仏といいます。よく地獄と比較対象として極楽という言葉が使われますが、この極楽は六道のどこにも属さない別格の世界と位置づけられています。

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